堀 憲郎

堀 憲郎 日本歯科医師会 会長

 

堀 憲郎

日本歯科医師会 会長

 

日本歯科医師会が平成のはじめから展開してきた「80歳になっても20本の歯を残そう」という「8020運動」では、運動を始めた当初は80歳で20本の歯を有する国民が1割にも満たなかった状況から、平成28年には遂に5割を超えるなど大きな成果をあげています。更に最近では、糖尿病、認知症等全身の健康と口腔の健康の関係も知られており、歯科診療、口腔健康管理を通じて早期発見、重症化予防が期待されています。乳幼児から高齢者まで「国民の皆様に、生涯に亘り噛める喜び、話せる喜びをもって豊かな生活を送っていただくこと」が私たちの目指すところです。

近年の急激な高齢化の中で「健康寿命の延伸」という国家的課題について、日本歯科医師会は歯科医療、口腔健康管理の充実によって貢献できるという多くのデータを示し、今そのことに、多くの方面から理解と期待を寄せられています。骨太の方針2017にも「口腔の健康は全身の健康にもつながることから、生涯を通じた歯科健診の充実、入院患者や要介護者に対する口腔機能管理の推進など歯科保健医療の充実に取り組む」と明記されました。

日本歯科医師会は、このような理念と目標をもって、健康に関わる多くの団体と協働し、今後も連携します。WAVES は、We Are Very Educators for Society の頭文字をとり、健康人の栄養状態の維持・向上と、高齢者の地域医療福祉基盤を確立する医療人による社会貢献事業を役割としています。このWAVESの取り組みの今後益々の充実と発展を期待致します。